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[未経験でも大丈夫?]ITベンチャーへ未経験で転職した話[体験談]

コラム
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どうも、tk橋です。

IT企業っていい響きですよね。なんというか、「おしゃれ!」とか「勉強になりそう!」とか「スーツ着なくても良さそう!」とか・・・なんとなくきらびやかなイメージを持つ方が多い印象があります。反面、「大変そう」とか「ついていけなさそう」とか「残業大変そう」とかネガティブなイメージを持つ方も少なからずいらっしゃるかとも思います。

「未経験でIT業界へ転職できるの?」や「そもそも入社することすら無理じゃね?」、「どんな人が向いてるの?」等気になっている方は無数にいると思います。大手サイトに書かれているような一般論(?)的なものは置いておいて、今回は私の実体験に基づいて「IT(ベンチャー)企業ってこんなんだよ!」ということをお伝えしたいと思います。IT業界への新卒入社や転職を考えている人なんかの参考になれば幸いです。

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結論:未経験でもIT業界への就職は可能。ただし・・・

それではまず今回の結論から見ていきましょう。

結論

未経験でもIT業界への参画は可能。ただし、やる気や忍耐力、学ぶ姿勢がない場合はやめましょう。

・IT企業に勤めることで、今後より発展が見込まれるインターネット業界の知識がかなり身につく。

・ITベンチャーの場合、業務の速度感は本当に速い。

なぜ無知で愚かな自分が未経験での入社が認められたのか

それぞれ説明していく前に、簡単に自分のスペックや当時のシチュエーションを理解してもらえるようまとめます。

tk橋の当時のスペックとシチュエーション

・学習塾に3年間勤め、教室の運営や文系科目中心の指導を行う。

・学習塾を退職すると同時に、ITベンチャーへの転職を決める。

・しかし、ワードやエクセルの知識はおろか、ITについてほぼ無知の状態。

・何とか入社したITベンチャーでは、主にウェブマーケティングを中心に行っていた。

・SNS運用やRPAと呼ばれるツールを販売したりもしたが、サイト制作や動画像編集等はしなかった。

・会社は嫌ではなかったが、社長になることを志し上京を決意、1年半ほどで退職。

以上のように、入社以前の自分は本当に愚か者でした。「とりあえず服装自由そうだし、なんとなく楽しそうだからやってみよ!」といったような軽い気持ちで考えていました。

ただ、「未経験OK」と求人には書かれていたものの、なにかしら能力があると認められなければ入社は無理だということは明白。そこで、面接・コミュニケーションに自信があった私はとにかく何を聞かれても話すことを意識し、事前準備や練習に真剣に取り組みました。

実際に行われた試験では面接以外にPC技能テストみたいなものもありました。エクセルでの関数を用いたデータ入力、タイピング速度測定(寿司打というサイトで測定しました)を行いました。

寿司打(http://typingx0.net/sushida/play.html)はこんな感じ
結果には触れないで

自分は面接に重きを置いていたため、一度もつまることなく話せたと記憶しています。質問内容は志望動機や前職での経験等オーソドックスなものから、セールス(売り込み)を実際にやってみてくださいというちょっとびっくりするようなものまで・・・頭をフル回転させて言葉を絞り出しました。

2~3回の面接を乗り越え、晴れて内定となるわけなんだけど、受かった要因はやる気が7割、人柄・相性2.5割、これまでの経験0.5割ではないかと思っています。

正直「未経験OK」の会社で求められる未経験人材は知識がなくとも「こいつは長続きしそうだな」や「真剣に知識を吸収しようとしてくれそうだな」と思われる部分が見える人だと思います。「やったことはないけど、めちゃくちゃやる気はあるし、本当に貴社で働きたいと思ってるんだ!」ということをいかにアピールするかが重要になるでしょう。

人柄・相性についてはその会社の雰囲気や面接担当者といかにフィーリングが一致するかにかかっています。こればかりは運による部分が多いかもしれないけれど、やる気の重要性に比べれば大したことはないでしょう。自分の場合は担当してくださった方と考え方が若干似ていた部分があったようです。

これまでの経験については、「自分の場合」を想定して記載しますが、ほとんど考慮されていなかったと思います。学習塾とIT企業に大きな関連性はないけれど、合否に影響した点は強いて言うのであれば無形商材を取り扱っていたという部分くらいでしょうか。これは個人の経験によるため何ともいえない点が多いですが、無関係と思われる業界に身を置いていた人ほど、合否に影響はしないでしょう。

余談ですが、エクセルのデータ入力テストは関数をなにも知らなかったため結果はお察しです。

未経験でIT企業に入社するなら、勉強は必須

こうして無事入社した私ですが、右も左もわからない状態でどうやって仕事をしていたのか。

最初は当然上司からご指導いただき、仕事をさせてもらっていました。ただし、自分は新卒でもないし、いつまでもこのまま甘えていられないわけです。そこで必要になったのが労働時間外での勉強です。

仕事中は与えられたタスクをこなさなくてはいけませんので、どうしてもプライベートで独自に学習する時間を確保しなくてはなりません。当時会社では主にウェブマーケティング業務を中心に行っていましたので、例えば関連する用語なんかを知らなくてはいけないんですよね。インプレッション、CPM、CTR、CPC・・・もうなんのこっちゃって感じでした。

どんな業務を行うにしてもそうですが、未経験で入社した場合、勉強は必要になります。私の場合はそれがウェブマーケティングだっただけで、もしかしたらHTML/CSSかもしれませんし、illustratorかもしれませんし、JavaScriptかもしれません。わからないことばかりで最初はうんざりします。後悔をすることもあるでしょう。「未経験」がOKでも、「自分で勉強ができない」はNGなんです。向上心を持て、なんて意識が高そうなことは言わないけれど、ある程度自ら努力できない人はIT企業未経験入社はおすすめしません。すぐやめます。

IT業界に身を置けば、知識は驚くほど身につく

こうして徐々にウェブマーケティングの知識を身につけ、それなりに仕事を任せてもらえるようになったわけなんだけど、実感したのは日々ウェブ回りを中心に、様々な知識が身につくこと。

ウェブマーケティングに関連する知識だけでも膨大で、例えば計測ツールの見方やユーザーの購買傾向、バナーの名称(レクタングルとかスカイスクレイパーとか)、広告の仕組み等々・・・日常に応用できるものとしてはエクセルの関数だとかマクロだとかパワーポイントでのきれいな資料作成方法だとか・・・あと、めっちゃ身近なところで言うとショートカットキー()とか。

これは自分の会社の場合だけじゃなく、どんな業務を行っているIT企業でもウェブ関連の知識は嫌というほど身につくと思う。将来もっとインターネットって発展していくだろうし、こういった知識を少しでも身につけておけるってかなりのアドバンテージになるんじゃないかな。

IT企業にいる(いた)身としては、え?基礎的なことじゃない?って思っていることでも実際に知っている人はそれほど多くなかったり、若い人でも満足にエクセルを使いこなせる人は案外少ないんじゃないかな。実際、学校教育ではタブレットを使用したり、プログラミングが科目として設けられたりしているし、インターネット関連に精通することってどんどん重要視されていくはずです。

自己解決が出来る人間が求められる

ここで注意したい点としては、知識の刷新がすぐ必要になること。ウェブ上の知識ってめまぐるしく変化していて、GA(グーグルアナリティクス=計測ツール)やSNSとかがその代表例。何かとアップデートが入ったりするから、そのたび自分で調べて理解しなくちゃいけなくなる。自分は特に苦ではなかったんだけど、当時の上司に言われたある一言がすごく印象的だった。

「わからないことがあったら、誰かに聞くよりまず調べる。目の前にあるもの(自分の机の目の前にあるPCを指して)はなんのためのものなのか考えなさい。」

ごく普通のことかもしれないけど、当時の自分にはものすごく刺さった。上述したようにIT業界だと頻繁に知識のアップデートが必要になるから誰に聞いても分からない、なんてことがざら。これを考慮しての発言だったのかもしれないけれど、自分の人生を変えた一言といっても過言ではないかも。

これ以来、仕事でもなんでもそうだけど、わからないことがあった際はとにかく自分でやれるだけの手を尽くして調べる癖がついた。今だとスマートフォンだってあるし、どこでも調べることが出来る。この影響かは定かでないけど、いわゆる「クレクレ君」みたいなのがすごく嫌になって、このブログを始めるにあたっても誰かに聞いたりしたことはない。ワードプレスなんて使ったこともなかったけど、ウェブに情報は腐るほど落ちているし、それなりの形は作ることが出来た。(と思っている)

「わからないことはすぐ聞いて解決すべし」というのも間違っていないと思うし、仕事においてはスムーズに案件を進めるためなんかにこれを推奨する場面もあるはず。ビジネスの面では会社の方針とかによるところもあるんだろうけど、個人的には「何でもまずは調べてみる」をモットーにするようになった。IT業界を志す人にとっては必ず「まずは自分で調べる癖」をつけてほしいです。

ベンチャー企業はとにかく「速い」

ここはIT業界に限らず、ベンチャー企業全般の話しになるかもしれない。

自分はITベンチャー企業にいたんだけど、とにかく「速い」。フットワークが軽い、という表現が正しいのかもしれないけれど、いろんなことに挑戦する。これがベンチャーの強み!みたいな感じなんだろうけど、びっくりするくらい、いろんなことをやらせてもらった。

基本的なスタンスとしては、あくまでウェブマーケティングは今現在メインで行っているだけで、やったことがないことを頼まれても、ウェブ回りのことであればとりあえずやりますよって言え!って感じです。最初は本当にびっくりしました。「ええ!誰もやったこともないのにそんなの出来るの!?」みたいなことでもとりあえずやってみるんですよ。ここは先ほどお話しした 「わからないことがあったら、誰かに聞くよりまず調べる。 」に関係するのかもしれません。

この「スピード感」と言いますか、未知のことでも挑戦するぞ!っていう気合がないとベンチャーではやっていけないと思います。どんどん新しいことにチャレンジすることが好きだ!っていう人にとっては最高の環境と言えます。

で、結局つらいの?

未経験がIT企業に転職してどうだったかというと、

「つらい時が多かった。けど相当勉強になるし、自分の成長を感じられるから戻れと言われれば全然戻れる。」

という感じです。(あくまで個人的感想ですが・・・)

入社したての頃は何が何だか分からないし、自分の給料分すらも仕事で稼げないし、ひどいときは泊まり込んで仕事したこともありました。風呂は銭湯に行き、ご飯はコンビニで調達しました。(二度としたくないと思いました)

ただこれだけのつらい経験をしながらも戻ってもいいと思えるのは、それだけこの仕事をすることに価値を感じていたためです。自分が全く知らないことを始めて、いっぱしの会話が出来るようになったり、マーケティングツールを使えるようになったりした時の感慨深い思いを忘れはしないでしょう。

当時の会社に入社できたことは自分の人生に大きな影響を与えました。それくらいいい経験が出来たと思っています。自分の会社が良かっただけかもしれませんが、IT関連の知識が身につくことは本当に無駄にならないと思います。将来を見据えて、未経験でもIT企業に挑戦してみることは賢い選択とも思えます。

つらいことは多いですが、得られるメリットもその分莫大です。これを以てどう考えるかは人それぞれです。

本気でやってみたいならば、まじでおすすめ

以上、自分の体験談として紹介しましたが、本気でITに興味がある人や自分を成長させたいと思う人は未経験だろうとすぐIT企業入社を目指すことをおすすめします。時間は有限ですから、早ければ早いほどいいです。

扱う商材、分野は問いませんので自分がやりたいと思う業種がある企業を探すと良いと思います。個人的にはプログラミングに興味が湧いていた時期があったので、もし次入社するならウェブマーケティングとプログラミングを請け負う会社がいいなーとか思っています。

余談ですが、プログラミングスクールって流行っていました(す?)よね。無料の動画を見ながらやってみましたが、案外自分だけでもできるものでした。学習効率は悪いかとは思いますが、何でもやってみると意外と出来る、みたいな発見があるので、挑戦ってやはり重要です。

最後に自分がITベンチャーで行った、学んだことを紹介します。こんなことが出来るようになるよー的な例としてとらえてもらえると。

ITベンチャーで出来るようになったこと、経験したこと

・Google Analytics(アクセス解析)

・Google広告(リスティング、ディスプレイ広告、Youtube広告)

・Yahoo!広告(スポンサードサーチ、ディスプレイ広告)

・楽天DSP(ディスプレイ広告)

・SNS広告(Twitter、Facebook、Instagram、LINE)

・SNS運用(いわゆる企業アカウントの運用代行みたいなものです)

・サイト制作(外注)

・RPAツールの販売

・業務フロー図、マニュアル作成

・効果測定(データ抽出、レポート作成)

・営業(テレアポ、飛込み)

もっと細かく言うと、リスティング広告におけるT&D(タイトル&ディスクリプション)作成やFacebook/Instagramにおけるインスタントエクスペリエンスというちょっと特殊な広告を作ってみたり・・・とにかく多岐にわたります。思い出せないだけで、まだ他にもありそうです。

今後さらに需要の増す人材になれる可能性もありますから、気になった方はぜひ検討してみてください。

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