毎朝髪をスタイリングするのってめんどくさいなあ…ワックスやスプレーを使わずパパッと仕上がる髪型はないものか…
悩んだ末、たどり着いたのが髪をまとめるマンバンヘア。
結ぶだけならお手軽そうだし、大人っぽいし、かっこいい!こんなのやり得では?
そう思っていた時期が私にもありました…
ベッカムやイブラヒモヴィッチ、最近ではハーランドなど海外のサッカー選手がやっている印象の強いヘアスタイルですが、本当に楽なのか?
実際に自分がマンバンヘアにしてみて感じたこと、おすすめのスタイリング剤について等お伝えしたいと思います。マンバンが気になっていた方のあれこれが解決できれば幸いです。
(マンバンヘアのセルフケアについてはこちらをどうぞ→[コスト削減]マンバンのセルフケアについて)
前提 髪を伸ばす期間に耐えられるか
この記事を読んでマンバンヘアに挑戦してみよう!と思っても、前提として忍耐力がないとできません。
伸びてくるほど、うっとおしいと感じる前髪を切らず伸ばし続けなくてはならないからです。
マンバンヘアは後頭部付近で髪を結ぶのが大変かっこいいと言われています。
では、その王道の後頭部付近で結ぶためにはどのくらい髪の長さが必要になるでしょうか。
なんと前髪の長さが約25cm(アゴに届くくらい)必要です。長すぎる。
ちなみに髪が伸びる目安は1ヶ月で約1cmといわれています。(ただし、個人差が大きいです!)
ですから、マンバンに必要な髪の長さ25cm=約2年の期間が必要ということです。
これまで髪を長く伸ばしたことがないはもちろん、いわゆるミディアムヘアだった人も伸ばす期間はきつく感じるかもしれません。ただし、この期間を頑張って乗り越えれば憧れのマンバンヘアが待っています!耐え抜きましょう!!
ちなみに後頭部付近でなく、頭頂部付近で結ぶことも可能ですが少しやんちゃなイメージになってしまいます。大人っぽく見せたい場合はなるべく後頭部付近でまとめることが必要になるでしょう。
頑張って伸ばしたその先は
辛い時期を乗り越え、やっと結べる段階になると煩わしさから解放されます。
しかし!忙しい朝も結ぶだけでスタイリング終了!とはならなかったんです。
結んでも前髪付近に多量のアホ毛が…
髪の長さは全て一定ではありませんから、結びきれない髪の毛がアホ毛となってパヤパヤしてしまうのです。
このまま外に出るのは私にはできませんでした。無数のアホ毛がなによりカッコ悪い!んです。
伸ばすのも大変だったのに、伸ばしてからも大変。マンバンは決して楽ではありません!
さて、アホ毛問題はどう解決したらよいのでしょうか。
これはアホ毛をスタイリング剤で固めて抑えるしかなかったんですね。
そこでヘアワックス、ヘアスプレー、ヘアバーム…様々なものを試しましたのでそれぞれ所感をまとめていこうと思います。
ヘアワックスで固めてみると
まずヘアワックスを使用してみました。
使用したヘアワックスは「ナカノスタイリングワックス 3C」
サロン専売品とやらで、担当美容師が使っていました。質感がいいなあと思い購入したものです。
セット力は控えめ、ある程度ツヤが出ます。ミディアムヘアやパーマスタイルにぴったりなワックスです。
しかし、がっちり固めるようなワックスでないこともあってか、アホ毛は抑えきれず…アホ毛を抑えるという意味ではマンバンヘアとはあまり相性が良くないかもしれません。
ワックスそのものの洗い落ちは割と良い方です。香りも良く、この製品自体は質の高いものだと感じました。
マンバンヘア用としてのおすすめ度は星5個中、2くらい
普通のワックスとして使うのであれば、かなり質の高い商品です!
ヘアバームで固めてみると①
ヘアバームは2種類試しました。
まず1つ目は「ナプラ N.(エヌドット) ナチュラルバーム SC」
香りが3種類あるのですが、自分はSC=Sage&Cloveという香りのものを使用しました。
ウッディ調な香りで、落ち着いた?印象を受けました。男性からこの香りがしても不自然ではないでしょう。
天然由来成分のみで作られており、髪に優しく、ハンドクリームとしても使用できる。
固めの質感のため、手のひらに乗せ体温で少し溶かしてからスタイリングをするイメージ。艶が出ます。
上述したナカノのワックスよりはアホ毛を抑えてくれる印象です。
が、使用量を多くしないとぴょんぴょんアホ毛が気になる(毛量等で個人差があると思いますが)…
香りは悪くなく、ベタつきも抑えられている点は良いと思います。
洗い落ちは良くも悪くもなくですが、多量に使用することを前提にするのであれば、必然的にしっかり洗髪をすることになると思います。
おすすめ度は星5個中、3くらい
香りが良く、それなりにはまとめてくれます。
ヘアバームで固めてみると②
2つ目は「gatsby THE DESIGNER ヘアバーム」です。
ハードワックスのような立ち上がりや前髪の分け目を作ることができます。また、髪にまとまりを持たせることもできます。本来のターゲットは髪型がセンターパートの人のようです。
香りは20代男女に人気の高かった香りを採用しているとのことです。石鹸のような香りがします。
ただ、個人的にはそこまで好みの香りではないですね…こちらも「N.ナチュラルバーム」と同様、ハンドクリームとしても使用可能ですが香りやベタつきが気になるため、使用後は手に残らないよう洗い落としています。
このヘアバームはおすすめです!私も現在メインで使用しています!
細かいアホ毛は抑えきれず残ってしまいがちですが、気にならないくらいまでアホ毛を抑えてまとめてくれます。テクスチャが固すぎないので、伸びも悪くない。
また、「お湯だけで洗い落としやすいイージーウォッシュ処方」を謳っているだけあって洗い落ちも良好です。ただ、ガサつきは若干感じますのでトリートメントは忘れずに。
おすすめ度は星5個中、5!
使いやすくてしっかり髪をまとめてくれる点が最高です。
最近2個目を購入しました。本当に良い。
まとめ髪スティックで固めてみると
女性向けのまとめ髪スティック(ワックス)「マトメージュ」という商品もあります。
スティックタイプなので手を汚すことなく、それでいて髪をガチガチに固めることなくアホ毛対策ができるという優れもの。サイズも小さく持ち運びもしやすい。価格の安さも魅力(公式サイトの表記で約600円、アマゾン楽天ならさらに安い)
使いやすさもあって、しっかりアホ毛をまとめてくれます。これまで紹介した中で一番アホ毛を少なくしてくれると思います。そのくらい優秀。
ではなぜこの商品をメインで使用していないかというと、とにかく洗い落ちが悪い。
メーカー側も「洗い落としにくい場合があります」と表記していますが、まさにその通り。シャンプーの泡立ちも悪く、2回は洗髪する必要がありました。
香りもあまりよろしくはない。無香料と謳っていますが、少し気になります。(薬品、というか化学っぽい匂いというか…)
1日中外出の予定があるとき等、がっつりまとめていきたい日のみ使用するのが良いでしょう。
ちなみにハードタイプも存在します。こちらはより髪をまとめてくれます。アホ毛対策にはまさに最強だと思います。そのくらいすごい。
しかしその分、洗い落ちはさらに悪くなります!!髪のガサつきもだいぶ気になるので注意が必要です。
おすすめ度は星5個中、4
洗い落としの問題さえ解決すれば文句なしの1位。
初めて使った時はそのまとまり具合に感動しました。
グリースで固めてみると
グリースはツヤ感を演出することに優れたアイテム。今回は「クールグリース」を試してみました。
マンバンヘアには定番のアイテムですが、結果アホ毛を抑えることにはやや不向きに思えました。
たくさん量をつければまとまりを持たせることはできるのですが、つけすぎることはNG。
なぜなら、つけすぎることで艶が出すぎてしまい、しばらくお風呂に入っていないのでは・・・?と思われそうなテカテカヘアーになってしまうためです。グリースの特徴が裏目に出てしまいます。
ただ「クールグリース」をつけてから、「gatsby THE DESIGNER ヘアバーム」をつけるといい感じにアホ毛が落ち着きました。コストはかかりますが、この2つのアイテムを用意することができれば試してみてほしいです。
その他特徴としては、価格が安い!
サイズも3種類用意されており、2000円あればどのサイズでも買えると思います。
匂いはライムの香りがします。特段語ることはなく、良くも悪くも普通といった感じ。
また、水溶性=水に溶ける成分ですので洗い落ち自体は悪くないのですが、上述したようにつけすぎはNG!
おすすめ度は星5個中、3
グリースはある程度の艶感、濡れ感を演出することには長けているため、
パーマヘアの人には特におすすめできます。
髪が長い分、ヘアケアの重要性はさらに高まる
普段から髪質にはこだわっていきたいところですが、マンバンヘア等ロングヘアになればなるほど重要性は高まります。長髪でボサボサな汚い髪はみっともないですからね。
別記事でも紹介している「ロレッタ ベースケアオイル」は定番です。香りも良く、すんなり髪に浸透してくれます。(→[メンズ美容]自分への投資を惜しむな![肌ケア・ヘアケア])
私は現在「メリアン ラスターオイル ミモザの香り」というヘアオイルを使用しています。
香りがたまらなく好みでしたので購入して現在も使用中です。ヘアオイルにしては軽い質感で、ハンドオイルとしてもボディオイルとしても使用できるというマルチな製品です。
楽天やAmazonでの取り扱いはないようです。ロフトで購入することができます。
シャンプー→トリートメント→ヘアオイルの流れは鉄板。
整髪料を使用する分、放置したままだとどんどん髪は痛みます!
長髪だと切れ毛に悩まされることも…
マンバンヘアは決して楽ではない(…と思う)
マンバンヘアは髪を伸ばす時期も大変ですが、伸ばし切ってからも大変です。
マンバンヘアなら結んで終わり!などと甘く考えていましたが、日々のヘアケアやアホ毛対策…気にすべきことがたくさんあります。
とてもかっこいいヘアスタイルなのは間違いないんですよ。
ただ、そのかっこいいを生み出すには髪質の良さやきれいに髪をまとめられているかが重要になってきます。
マンバンヘアは髪を伸ばす忍耐力がある人、髪を気遣える人には大変おすすめできるでしょう。
長髪はなにより清潔感が重要になりますから、間違ってもボサボサでやぼったい印象を持たれないよう注意してみてください!