どうも、tk橋です。
唐突ですが、みなさんはテレワーク終了しました?感染症流行以前のように、毎朝出社する日々が始まった方も多いかと思います。ちなみに私の会社は業種柄テレワークは存在せず、いつも出社しています。
そんな折、昨日、コミュ力を限界まで高めたい私にとって大変気になる記事を見かけました。
「テレワークの普及に伴い、コミュニケーションの減少を危惧したサントリー食品インターナショナルが、コミュニケーションツールとして「社長のおごり自販機」を開発。コクヨ株式会社は同サービスを使用した実証実験を実施した。」
というものです。
なんのこっちゃ、て感じですよね。ただ、コミュニケーションツールと聞いちゃ黙っていられない。わくわくすっぞ。
そんなわけで、今回はこの「社長のおごり自販機」とは何なのか調べてまいりましたので、自分の見解と併せて紹介します。
ざっくり記事を要約
ということでまずは分かりやすく、記事の要約をしていきます。結論にもあたる部分ですので、手っ取り早く何なのか知りたい、って人はここだけでも目を通してみてください。
要約(結論)
・サントリー食品インターナショナルはテレワークの普及によって生じた、コミュニケーション機会の減少を危惧
・職場内でのコミュニケーションのきっかけ増加を狙い、「社長のおごり自販機」を開発
・「社長のおごり自販機」は社員2人が同時に社員証をかざすことで1本ずつ無料で飲料が手に入る
・コクヨ株式会社は社員同士が話すきっかけとなりうる「社長のおごり自販機」を導入、実証実験を実施
・実験を通して、約98%の対象者が「自販機はコミュニケーションのきっかけになった」と回答
・結果をもとに別拠点にも導入を検討中
このようになります。
もっとわかりやすく言え?「新時代の飲みニケーション」みたいなものです。
アイディアは革新的だ
このニュースを知って、アイディア・発想に感心しました。
飲み物片手に雑談を交えるっていうシチュエーションは、コミュニケーションの第一歩に適していると考える人が多いと思います。
例えば上司が部下に飲み物をおごって、「しっかり休めてるか?」「毎日大変ですけど何とかリフレッシュできてますよ」とか労わったり、雑談したりする場面ってありがちなんじゃないかな。
それを我々が普段何気なく使用している自販機を、そして上司‐部下の関係性にこだわらず、どんな関係性でも気軽に雑談が出来るように「誰でも2人揃って使用することで飲み物が無料になる」っていうシステム。
自社の製品をうまく利用した誰もが思いつきそうだけど思いつかないような、ある意味斬新とも言うべきアイディア。
例えば喫煙者同士であれば喫煙所で会った時に「おー、元気か?最近どうだ?」みたいな会話って生まれがちで、ある意味喫煙がコミュニケーション創出のきっかけになっているんだよね。
でもみんながみんな喫煙者ではないし、なんなら非喫煙者からしたら「あいつら休憩ばっか、おしゃべりばっか」みたいなヘイトを抱いてしまうことだってある。要は対象者が絞られているってことです。
対して今回のサービスって「誰でも」「気軽に」って部分がポイント。「飲む」という行為は「誰でも」するわけだし、自販機というサービス・モノがもたらす「手軽さ、身近さ」なんかが肝になっているんじゃないかな。
上手く機能すればみんながハッピー
「社長のおごり自販機」を導入することでどんなことが起こると予想されるだろう。
今回の実証実験で、約98%の対象者が「コミュニケーション創出のきっかけになった」と回答していることから、導入によって社員同士が雑談をする機会は圧倒的に増えるだろうと推察できる。
これが上手く機能すれば、社員は幸福感・満足感を得られ、仕事に対する姿勢や意識・意欲が向上するんじゃないかな。それこそ以前記事にしたように、毎朝「会社行きたくないなあ」なんて思うことも少なくなるのかもしれない。(→[メンタルケア]仕事に行きたくないときどうする?[毎日つらい])
当たり前だけど、会社にとっては離職率の減少、業績の向上、職場環境の向上が期待できるわけで、費用を負担してでも導入する価値は出てくるよね。サントリーは首都圏エリアから順次展開を検討しているらしいんだけど、話題性も十分だし、多くの需要が期待されるのでは?と思っています。
問題は上手く機能しない場合も考えられること
上記はあくまで上手く機能した場合の理想論みたいなものだけど、避けて通れないのが上手く機能しなかったら?という点。
どんなことが考えられるかだけど、例えばコミュニケーションが苦手な人が一方的に「自販機行こうぜ!」なんて言われたりすると、お互いの意思にすれ違いが生じてコミュニケーションどころか距離が遠くなってしまう可能性があるんじゃないかな。今日は誘ってこないよな・・・?なんてソワソワした毎日なんて送りたくないっていう人もいるかもしれない。
他に想定されることとして「社員証貸すから飲み物買ってきてよ」なんてことになってしまうと、「社長のおごり自販機」は想定された活用法から逸脱してしまって、役割を失ってしまう。これじゃあ会社がタダで社員に飲み物を提供しているだけになってしまう。
ある種「福利厚生の一環」としてはありなのかもしれないけれど、「社長のおごり自販機」でなくてもいいよね。2枚の社員証を同時にかざす手間とは・・・みたいになってしまう。
まあそんな素人の私が考えるデメリットなんて、天下のサントリー様は想定済みなわけで、ある程度対策されているんですよね。
1人あたりの1日の上限本数や対象とする時間・曜日の設定もできるようです。
上述したデメリットのすべてを解決できるかは定かではないけれど、一定の効果は期待できます。
それぞれの導入企業でどう使われるか、は難しい問題だけど何とか本来の使用方法で使われる環境を構築することが必須になりますね。
そもそも会話が苦手な自分を変えたい、という人はコミュニケーションを学ばざるを得ません。
自分一人で訓練することはなかなか難しいと思いますが、会話力を向上させることを目的としたスクールも存在するようです。
上記はコミュニケーションスクール【SunRise】のキャンペーンサイトです。無料体験の他にも、入会金半額や心理学講座の受講など充実したオプションが満載です。
初めての人とでもうまく話しができるようになる、苦手な人とでもにこやかに話すことができる、雑談力が身に付く等の効果が期待できます。
メディアへの出演実績がある代表自らが講義を行なってくれるようで、内容にも期待が持てます。体験は無料なので受けてみるだけ受けるというのもアリかもしれません。
新しいものに賛否両論は常
「見たことない」「聞いたことない」「触ったことない」
なんていう「未知のもの」を人間は警戒する生物。
どうしても、
「これは良い取り組みだ!」という「賛」があれば、
「いやいや、これはこういう点でマイナスに働くでしょ」という「否」もあります。
「社長のおごり自販機」に限らず、こういったそれぞれの意見に正解不正解はなく、
新しいサービス・商品をどう扱うか、 新しいサービス・商品とどう付き合っていくかによって、
それぞれの正解不正解が定められていくのではないでしょうか。
私個人としてはこういった新たな取り組みで、人々のコミュニケーションの活性化が期待できるのであればとても良いサービスだと思います。人と会話することで、自分の知らない世界に触れられたりすると面白いですよ。
皆さんもぜひ会社の人との「コミュニケーション創出のきっかけ」にでも今回の話しをしてみてください。