お久しぶりです、tk橋です。
投稿まで時間がずいぶんと空きましたが、年末に引っ越しを行っておりました。
引っ越し後は荷物の整理や帰省等であっという間に時が過ぎ・・・ブログを放置してしまう形となってしまいました。何とも情けない。
そんな中先日年収1000万近い友人から「仕事が出来る人ほどメモを取らない(!?)」という興味深い話しを聞いてきました。最初は何を言っているんだと思いましたが、なかなか面白い話しでしたので共有したいと思います。
メモを取るべき内容は頭から消しておきたいタスクに絞る
結論を申し上げますと、仕事が出来る人ほどメモする量・機会は圧倒的に少ないとのことです。
メモをとる貴重な機会に値する内容とは、自身の頭の中から消しておきたい、つまり忘れておきたいものに限るそうなのです。
友人曰く、「ある人物が企業の社長と面会した際、メモを取って聞いていたが、部屋を退出する際そのメモをぐちゃぐちゃに丸めて捨ててしまった。こういう人ほど仕事が良くできる」と。(これがたとえ話か実際にあったことなのかは分かりませんが)
ここでいう頭の中から消しておきたい内容とは、アイパス(ID、パスワード)のように常に覚えておく必要があまりないものです。真に重要なタスクについては頭の中に入れておく(=忘れるわけにはいかない)必要がありますからメモを取る必要性もないということです。
書くという行為はムダなのか?
この話を聞いて、「まあ言われてみればそうやな」とは思いました。
完璧に仕事をこなせる人は記憶力も良いでしょうし、どのタスクから始末しようか次のタスクはこれにしよう等々、手際が良いからこそ仕事が出来るという評価を得られそうです。
このような人間であれば確かにメモを取る機会は減りそうです。必要なことは頭の中にすべて入れることが出来、忘れないのですから。
必要でない情報は極力頭の中から消し、それをメモしておくことで頭のキャパを節約する。非常に理にかなっており、効率的であると思います。
私もそうなのですが、一般的な考え方からするとメモを取ることは重要であると認識しているはずです。転職したての会社や初めてアルバイトの時だってそうです、最初に教えられることはメモを取りますし、あとで見返すことでこういう場合はどうするんだっけ?などと、メモはいわば自分の記憶をたどる道しるべのような役割を担ってくれています。
この話を聞いたからと言って、「明日からメモを取ることやめよ!」と決断できるほど度胸のある人はそうそういないのではないでしょうか。それだけメモは我々の記憶の手助けをしてくれる重要なツールと言えるでしょう。ここまでを踏まえると覚えておく必要のないこと以外の事象についてメモを取る、書くという行為は決してムダとは言えないのではないでしょうか。多くの人は常日頃メモをとっているはずです。もし世の中が超絶有能記憶力MAXな人間で溢れていたら、私なんかはとことん落ちぶれています。
たまに聞きますが、「あの人メモを取らないんだよねー」なんて発言。もしかするとそのような人は仕事の出来る、有能な人なのかもしれません。
メモを多く取る人ほど無能なのか?
ともするとメモの量が多い人ほど、頭のキャパが少ない=仕事が出来ない、無能という図式が成り立ってしまうのかという疑問が出てきます。
私個人はそうは思えなく、メモの量が多かったとしても情報の整理が上手な人やメモの内容を抽象化・具体化させ、情報を昇華させ新たなアイデアを生み出したりする人物であれば、仕事が出来ないという評価は当然適さないと考えるためです。
ライブ配信サービスSHOWROOMを展開する株式会社SHOWROOMの代表取締役、前田裕二氏がその典型です。
彼は「メモ魔」と呼ばれるほど大のメモ好きです。最近では朝の報道番組にも出演され、放送中も常にメモを取っている姿が印象的です。
氏の執筆した「メモの魔力」という書籍は2019年年間ベストセラービジネス部門で1位を獲得するほどでした。(参考:SHOWROOM社長・前田裕二氏の『メモの魔力』 ビジネス書年間ベストセラー1位に)
私も読みましたが、氏の思考力、発想力に脱帽しました。成功する人の頭の中を覗けたかのような嬉しさや驚き、そしてあまりのレベルの違いに自分の未熟さ、思考力の低さに絶望してしまう何とも不思議な体験が出来る書籍でした。
メモを取らない人ほど仕事が出来るは後付け
繰り返しになりますが、メモを取る必要もない程、記憶力に優れ、タスクを効率よくこなしていける人はメモなんぞ取る必要はほぼありません。
これは「メモをほぼ取らない人だから仕事が出来る」のではなく「仕事が出来るからメモをほぼ取ることがない」ということです。
仕事が出来るようになりたいからメモを取らないようにしようは不正解で、仕事が出来るようになるにつれてメモを取る機会が減ってくる人がいるということでしょう。
私はメモをとることが多い人間だと思っており、今後たとえ仕事ができるようになったとしてもメモの量が減少することはないかと思っています。こればかりは人によりけりな部分が多く、メモの量で有能無能を測ることは至難の業なのではないのかと考えます。
メモを多くとっているにも関わらず、仕事が出来ない人というのは十分にメモを活用できていないということでしょう。学生の勉強にも通ずることですが、いくらきれいにノートをとっていても試験の点数が振るわないのはそういうことなのです。メモやノートを取らずに仕事、勉強が出来ないという人は論外となってしまうのは言うまでもありません・・・
自分のメモ活用方法
私は物事を考える際、頭の中だけで情報を整理することが苦手です。何をするにしても必ず紙に書きだしています。紙に書きだすことで情報を整理し、するべきことを明確にし優先順位をつけたりしています。
紙のメモ帳を使わず、スマホ内にメモしたりスケジュールについてもデジタルで管理している人もいますが、私は紙に書くことが多いです。スマホのメモ帳を使う際は手元に紙がないときやすぐにメモ帳が取り出せないときです。
メモする内容は多岐にわたります。細かいことでも気になったりしたことであれば、見返せるようにすぐにメモを取るようにしています。
・欲しい、購入しようと思ったもの
└ 単に気になったものから、楽天やアマゾンで購入するべき日用品等
・やるべきこと(ToDo)
└ 仕事のタスク以外にも日常生活においてするべきこと=例えば引っ越しでの住所変更等
・気になった情報
└ 街で見かけた気になる広告や初めて知ったこと等アイデアに繋がりそうなもの
・急に思いついた事柄、疑問
└ ブログのネタやこれってどうなってんだろう?と不意に思ったことなど
・そのとき行なったことや感想等
└ 備忘録のようなものですかね
私はデジタルではなく、紙に直接ペンで書く、ということに意味があると思っています。「書く」という行為は記憶に定着しやすく、また当時の考えや思いを鮮明に思い出させてくれると感じているためです。
メモは紙にするか、デジタルにするか。この辺は個人差です。私は圧倒的紙派なので、以前の会社でGoogleカレンダーに予定を書け!と言われたときはしんどかったです・・・
メモを活用できれば有能、メモなしなら全部覚えていれば有能
メモをするかしないか云々より、結局はやるべきタスクがあってそれをどれだけ忘れず、効率的にこなすかで評価が決まるのでしょう。
メモを取らない人ほど仕事が出来るのではなく、優秀な人ほどメモを取る必要性が少ないということ。当然のような結論ですが、恥ずかしながら私はこの話を聞いたときにこの結論にたどり着けませんでした。
これを執筆するにあたって、頭の中を整理することでこのような考えにたどり着けました。その場で様々なことに気づける頭の回転が速い人がうらやましいです。
参考になるかは分かりませんが、自分の去年のスケジュール帳兼メモ帳を見返したところ、
信用を生むワード、着丈・身幅・肩幅・袖丈、気になる資格試験、未来の設計図・・・
いろいろなことを書いてました。とにかく気になったことは小さなことでも書いておくと、後々役に立つことがあると思いますので個人的におすすめしています。
手帳やメモ帳は自分が気にいったものを買いましょう。書こうと思うたびにテンションが上がります。